ミスターせばっしゃん ハズ ゴーン!

昨日の日曜日は、とても暖かくて、すっかり春めいた陽気となりましたね。エコ通ステーション窓口スタッフのエコ助です。皆さん、春に向けての準備は万端ですか?・・・d(^O^)b

エコ助は、昨日はラン仲間と、桂川沿いの道を走って、嵐山の渡月橋に行ってきました〜・・・\(^o^)/

というのも、実はエコ通ステーションの常連のお客さん達から、バレンタインデーに、チョコレートをいただいたので、そのお返し買いに行ったのです。嵐山界隈には、おしゃれなお店がたくさんありますからね〜・・・。

迷った挙句、今回は北山通りに本店がある今大人気の洋菓子店「MALEBRANCHE(マルブランシェ)」の嵐山店でチョコレートを買いました\(^o^)/

これで、今週のホワイトデーのお返しは万全ですね・・・d(^O^)b

さて、今日のお話は、エコ通ステーションの四階にあるディリーアパートメント(ゲストハウス)「御池IVY」のお客さん「ミスターせばっしゃん」にまつわるお話しです。

ミスターせばっしゃんは、中年のドイツ人男性で、とても陽気で笑顔の素敵な「御池IVY」の常連さんなのです。彼は、年に二回程、仕事で日本にやってきて、御池IVYに長期滞在されるお客さんなのです。

仕事は、日本の古書を買い集めて、ドイツのベルリンを拠点に古書の販売をする仕事をしています。よって、古書店の多い京都は、絶好の仕入れ先エリアなのだそうです。

実は、ミスターせばっしゃんには、離婚した日本人の奥さんと男の子がいて、母子で京都市内に住んでいるのです。そして、古書の仕入れを兼ねて日本にやってきては、元妻さんと息子さんに会うのを、とても楽しみにしているのだそうです。

「ミスターエコ助、これが僕の元妻と息子なんだよ。別れて暮らすのは寂しいけど、僕の自慢の息子なんだ」と、元の奥さんと可愛い男の子が映った写真を見せて、しみじみとした口調でいろんな話をしてくれました・・・。

そんな彼が、去年の夏に御池IVYに滞在していた時、「8月末にドイツに帰るけど、今回仕入れた商品を、少し日本で保管しておきたいのだが、お店のロッカーをレンタルさせてくれないか?もし可能なら、君に契約の手続きをして欲しいのだが」と訊ねてきたのです。

勿論、ロッカーのレンタルは大歓迎なので、僕が窓口となってロッカーの半年間の長期レンタルの契約の書類を作成して、彼との間に、無事契約が成立しました。

そして、ミスターセバッシャンは、まだまだ残暑の続く京都を去り、ベルリンへと帰っていったのでした・・・。

そして、それから半年後、ミスターセバッシャンは今年の2月にまた、京都に舞い戻ってきました・・・。

髭ズラに、いつものこやかな笑顔を浮かべ、フレンドリーに手を差し出してきて、再会の握手を交わしました・・・。

「ミスターエコ助、元気そうでなによりだ・・・。」と言いながら、大きな手をしっかり握って、お互いの健康を確認しあったのでした・・・。

今回の来日で、ミスターせばっしゃんは、これまでの古書以外にも、新しく日本の着物の古着も取り扱うことに決めたらしく、東寺さんの弘法市や北野天満宮の天神さんに、せっせと出かけたりして、着物の古着の仕入れに精を出していました・・・。

楽しそうに、毎日エコ通ステーションを出入りする、ミスターせばっしゃんを観ていた時「ひょっとして、彼はエコ通ステーションと御池IVYが今年の7月20日に閉館するのを知らないのでは・・・」と思い至りました。

何しろ、日本語の閉館の予告ちらしは館内のあちこちに貼っていますが、日本語が読めない彼は、閉館について何も知らされてないのでは・・・。

そこで、ある日、朝の散歩から帰ってきた彼に、こう切り出しました・・・。

「ミスターせばっしゃん、ドゥ ユー ノウ ダッタ・・・・。」

長くなるので、続きはまた次回に・・・・