エコ助のマラソン小説

「青山ひろし35歳の春」第2回

京都マラソンの抽選発表の時期が来た。そのころには「あおやまひろし」もすっかりランの魅力に取り付かれ、走ることの楽しさを充分感じていた。京都マラソンへの参加を勧めてくれた、あの「上品な広島弁と下品な関西弁(?)を使い分ける部長」に感謝もして…

「あおやまひろし35歳の春」第1回

「あおやまひろし35歳」とは、いかにも京都に住んでいそうな人の名前ではないか。実際彼は京都市中京区に実在する。彼は京都生まれの京都育ちであり、堀○高校卒業後、地元で職人としての道を選んだ。今では、三条商店街の近くに職場を構えて、伝統技能の職…